LIFE on a BOAT
私はかれこれ十年くらい船で生活しています。
ここ数年は陸のベットで寝るのは年に30日くらいです。基本他にすることがないので船にいます。
子どもの頃から船が好きで、特にヨットが大好きでした。小学生の頃からディンギー(小さなヨット)に乗り、高校時代はレースに明け暮れる日々でした。
でも子供の頃は海の男達が大嫌いでした。(当時はあまり海の女達がいなかったので)色が黒くて声も大きく、どことなく粗暴な感じがしてこわかった。僕はshyだったからヨットレースでも大声で叫ぶのも苦手だった。幸い僕はレースで速かったのであまり相手をけん制する必要もなかったので助かりました。
ディンギーレースから一転、クルージングヨットに乗り始めてからはすべてが新鮮で別世界のようでした。
艇のサイズは大きくなっても同じヨットなので基本的な構造は同じですが、大きな違いはそこに暮らせる機能がついていることです。僕はこのヨットのクルーとして日本各地に行ったり回航のバイトをしたりして10年位色々遊び学びました。
そしてその頃からいつかは船で暮らそうと思う様になりました。
でも私は釣りほとんどしたことがありません。機械もどちらかと言うと苦手で操船も下手くそです。あくまで僕の船スタイルはライフです。
陸の生活に比べるとやはり船での生活は不便で色々手間のかかる事もあります。ただ、陸の生活とはちがった形の幸せも多くあります。
それでは私の水上生活の一部を紹介させていただきます。
もしこれから船での生活を考えられている方に少しでも参考になれば嬉しいです。
水上生活に絶対に必要なもの
船舶免許
教習所があるので簡単に取ることができます
船の泊地・ホームポート
船を泊めておく場所です。車で言うところの駐車場です。適当に泊めておく訳にはいきません。必ず泊地の登録が必要です。日本は船生活をする上であまり環境は良くないです。なかなか場所探しは大変です。
私の場合は普通に朝から晩まで毎日働いているので通勤に便利で職場からできれば30~40分以内の場所をいつも探していました。係留場所は大きく分けて2種類あります。比較的安価で貸してくれる漁港のような所と値段は格段に高くなりますが至れり尽くせりのマリーナです。私は漁港が好きで初めの頃10年以上お世話になっていました。(今はマリーナに泊めていますが、何となく漁港に帰りたい気持ちもあります。)
キャビンのある船
船には大小様々な形のものがあります。ヨットでもモーターボートでも構いませんが船内に寝床があるタイプが必要です。バス釣りとかウェイクボード専用の様な船室のないオープンボートはダメです。私の場合は24f(7.3m)のヨットからはじめました。家で例えるならばユニットバス付きの小さな4畳1ルームって感じです。その次にもう少し大きなヨットにして、次から25fのモーターボート、その後が27f(8.2m)のモーターボートにしました。このサイズだと1ルーム+サンデッキって感じです。次が現在の家になります。現在の家(船)は37f(11m)でメゾネットタイプの2LDKって感じです。
陸の住所
陸上の住所が必要です。日本の法律では船で住民登録ができないので陸の家も必要です。私も実家に一時移したり、泊地近くに倉庫代わりに小さなアパートを借りていました。